なんか最近更新が頻繁ですね
ここ2年ほどかかりきりだった仕事を、オファーはあるんですが、ちょっと訳あって、距離置いているせいです
さて。
2012年にMIAWの見直しをして以来、3年ほどで、また結構大きな分類の変化があったので、今回またちょっとカバーしました。
先に Ruggiero et al. (2015) の体系をアップしましたが、これは目以上なので、ディティールがわからないという難点がありました。とはいえ本文中にある通り、かなりの部分 WoRMS を参照しているので、その点ではぼくのサイトにはマッチさせやすかったわけです。
んなわけで、ホントはもう何年か後にやるつもりだった、WoRMS の変化を今回見てみようと
とくに大きな変化があったのは、サンゴとウミシダでしょうか、ね。
MIAW にはあんまりサンゴを載せていないので、変更点はわずかでしたけれど、まだアップしていない生物地理学会のサイトは、もう大改造といってもいい規模でした 科がひとつ廃止されて、属の移動がけっこうあったので。
ウミシダも同様、クシウミシダ科が Comatulidae のシノニムになって、Oxycomanthus がClarkcomanthus のシノニムになったので、たいした種数を載せてるわけでもありませんが、リンクが多い分時間かかっちゃいました。
こういったことは、これからほかの分類群でもガンガン出てくるでしょう。
ああ、そうだ。サキグロタマツメタがタニシ科に移動されてたっけ タニシ科って
ユムシが多毛綱の一亜綱に移動されてるのは、もしかしたらまたちょっと見直しがあるんじゃないかなぁ、なんて思いますが。
今回は WoRMS の見出しだけ作っておいて、リンク先の学名の修正はまたおいおい、ってなつもりですが、さしあたりウミシダは修正、更新済み(ちょうど論文も入手できたので)。
ファイル名の変更を含みますので、リンクの不具合があった場合、キャッシュメモリが更新されていないと思います。手動更新をしてみてください。
ところで。
こんな具合に、分類の見直しのピッチが速まってくると、民間アセスなんかでは不都合なことも多そうな気がします。
よく言われているような、「上で止めておけば安全」といったコンセプトのデータでは、これから先、困ることになりそうな予感がしますねぇ
やっぱり、同定精度は有効数字と同じように考えるべきなんじゃあないのかな
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